お札の入れ方:香典編!お札の向きや状態にはマナーがあるよ!

暮らし方

訃報というのは突然入るものです。

みなさんは香典を包むときのマナーやルールをきちんと理解していますか?

間違えると故人やご遺族に失礼となります。

そうは言ってもよくわからないという方もおいででしょう。

そこで今回は「お札の入れ方:香典編!」をお送りしましょう。

こちらをお読み頂けば間違いはありません。

香典袋の選び方についてもご紹介するので、最後まで目を通すようにしてください。

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お札の入れ方

香典のお札の入れ方にはマナーがあることをご存知ですか?

お札の向きやお札の状態、新札なのかそれともボロボロでもいいのか、いろいろあるんですよ。

最もいい状態はどんな状態なのかをご紹介することにしましょう。

 

お札の向き

お札を入れる向きについては明確なルールがあるわけではありません。

ただ、一般的には中袋を裏にした状態で開けた際に、お札の表面(人物がある方)が上になるように入れてください。

天地は人物を下になるようにします。

お札を複数枚入れる場合には、きちんと向きを揃えるようにしましょう。

向きがガチャガチャでは見苦しくなります。

 

お札の状態

次に大事なことは入れるお札の状態です。

どんな状態がベストなのかおわかりでしょうか。

若い人は気にしない方も増えましたが、年配の人はまだまだ気にする方がいることも忘れないでください。

ご遺族や関係者が不快になるようでは、何のための香典なのかわからなくなりますから。

ほんの少しの配慮でいいんですよ?

 

新札はNG?

これはご存じの方は多いと思います。

新札ではあらかじめ期待して用意しておいたような印象を与えますから。

年配の方は特に気にするポイントなので注意してください。

しかしだからといってクシャクシャのお札の方がいいのかと言うとそれも違います。

ややこしく思われるかも知れませんが「ほんの少しの配慮」だということを思い出してくださいね。

ボロボロもNG?

クシャクシャのお札でもNGなわけですから、ボロボロのお札などは論外ということになります。

お札の端が擦り切れていたり、破れて千切れそうな状態では、お金としての価値が変わってしまう可能性すらあります。

また、クシャクシャやボロボロとは少し違いますが、いわゆる旧札も避けた方が無難です。

現在流通している紙幣を使うようにしましょう。

これが良い状態

新札もクシャクシャもボロボロもダメと言われると、どんなお札を用意すればいいのか、迷われるかも知れません。

ここで再び「ほんの少しの配慮」というキーワードを思い出してください。

まずは新札を用意してください。

「え?新札??」と思われるかも知れませんが、これからご説明します。

新札を丁度お年玉のポチ袋に入れるように三つ折りにしてください。

折り目がしっかり付いたら再び広げます。そして伸ばしてお札の向きに注意して中袋に収めます。

これがベストの状態なんです。

決して難しいわけではないんですよ。

お札の枚数にもマナーがある?

香典のお札の枚数については明確なルールが存在するわけではありません。

また地方によって異なることも多いと言えます。

ですが一般的には1枚、3枚、10枚程度が無難です。

また「4」は「死」に、「9」は「苦」に繋がるとして、縁起が悪いと考える風習もあります。

これについても注意しておきましょう。

 

香典の相場(相手によって変わる)

香典の相場は故人との関係性によって変わるものです。

2016年に「一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会」が調査したところ、以下のような結果となっています。

■香典の最多回答額一覧【単位:円】

・祖父母              10,000
・親              100,000
・兄弟姉妹           30,000
・おじ・おば        10,000
・上記以外の親戚  10,000
・職場関係             5,000
・勤務先社員の家族 5,000
・取引先関係          5,000
・友人/その家族      5,000
・隣人/近所            5,000
・その他                5,000

この金額はあくまでも最多回答額です。

地域によって異なることも多いので、迷ったら同じ立場の人と相談してみてください。

また、祖父母や父母、兄弟姉妹が故人の場合は自分も遺族ですが、結婚していれば世帯は別ということになるので香典を包むことになります。

香典を連名で包む場合は、故人との付き合いや年齢を考慮して3,000~10,000円ずつ出し合うようにしましょう。

合計の金額が「4」や「9」など悪い数字にならないよう考えてください。

 

関連記事:お札をアイロンで新札にする方法!すっきりとピン札になります!

関連記事:お札が破れた時の対処!そのまま使うのと交換するのとどちらがベター?

終わりに

最後に香典袋の選び方についてお話しておきます。

香典に包む金額が5,000円以下の場合は、水引が印刷されているタイプで十分です。

包む金額が10,000円を超える場合は、水引が帯紐で結ばれているタイプにしましょう。

これはくれぐれも逆にしないでください。

10,000円を超える金額なのに簡易タイプだとか、金額が5,000円以下なのに香典袋だけは立派というのは失礼にあたります。

常識を疑われてしまいますよ?

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