長いこと乗っていた車がさすがにぼろくなり、3月の車検を通すのもなあ、と年末から考えていたのですが、ネットであちこち見ているとBMWの認定中古車なるものを発見しました。
見たのはBMWの1シリーズです。
よく見ると走行距離10kmとか書いてあります。
「なんだ、これは?」と思って調べて、「近くのBMWさんに行って見てみよう」ということになり、営業マンさんと話しているうちにあれよあれよという間に購入に至りました。
BMW1シリーズを買うにあたってどんな点に注意したか、何が良かったか、お得ってどううことなのか、丁寧に書いていこうと思います。
また、認定中古車がなぜ安いのかも調べてみました。
買ったのはこちら
BMW118d style です。
BMW1シリーズとはBMWのいろんな車種の中で一番ちいさなコンパクトカーです。ベンツのAクラスやVWゴルフ・アウディA3と比較されると言います。(全く比較しませんでしたけどね)
もともとBMWはあの独特な正面のキドニーグリル(豚の鼻と揶揄される)が好きではありませんでした。が、今の形はライトが細長くなったことにより精悍なハンサムな顔つきとなって逆に好ましく思われました。
色は「ミネラルホワイト」
BMWの白といえばほとんどが「アルピンホワイト」です。アルピンホワイトは真っ白、純白です。こちらのミネラルホワイトはパールが入った白という感じです。ぱっと見はほとんど分かりませんが。
これ実物では、プレスラインがはっきりと出ます。
認定中古車:プレミアムセレクション
この車新車だと378万円です。BMWの中では求めやすい価格とはいえ、わが家にはとんでもない値段です。
ところがっ!!!
ネットであっちこっちサーフィンしているとプレミアムセレクションなるものが!日本語だと認定中古車というらしい。しかもものすごく安いではないか。100万以上安いではないか!走行距離はなんと10km!へ?10km?
BMWの認定中古車のことをプレミアムセレクションというのと、ディーラーが認定しているのはわかったけどなぜこんなに安いのかが知りたいですね。
認定中古車はこうやってできる!
認定中古車という呼び方の他に「未使用者」とか以前は「新古車」といったりもしました。
「未使用車」はディーラー名義で購入された車の名称です。
「新古車」は未使用車と同様に使われていましたが一度ディーラーの名義になったクルマは法律上では中古車扱いになるので、購入者の誤解を防ぐために『未使用車』という名称で統一されました。
ややこしいですね。認定中古車と未使用車は厳密には違うようですね。未使用車はディーラー名義で購入で認定中古車はディーラーと中古車情報サイトが認定した車、ということなので。
未使用車ができる理由
で、なんでディーラーは新車として売らないでディーラー名義にするのか、というと
- メーカーからの販売台数達成の報奨金を得るため
- 営業マンのノルマ達成
- 工場からの出荷後のお客側からのキャンセル
うーん、なるほど。メーカーからの報奨金を得るために販売予定に足りない台数分を自社で買い取るからなんですね。当然名義はディーラーとなります。
でも一度登録はされているってことでその分安くして、認定中古車として販売するわけですね。
な~~るほど。こりゃあ安くなるわけだ。
私が購入した118d Styleは初年度登録が2017年9月になってます。これがディーラーさんが登録した月ですね。
でもいろいろ見てみると同じ認定中古車でも登録が2017年1月だったりします。
これって一体いつ製造されたの?そう思いませんか?
ひょっとしてずっと前に製造されてディーラーで長い間保管されていたままになっていた車だったらどうしよう、と思いませんか?
そんな時はここを見て下さい。
認定中古車を買う時の注意点
あなたが買おうとしている認定中古車がいつ製造されたのか調べるには注文書にある車台番号を調べるのです。
この車体番号をこちらのVINで検索のところに入力します。
VIN(車両識別番号)は車検証の車体番号や車のエンジンルーム内にも刻印があります。
実際に入力するとこういうふうに表示されます。私の場合だと2017年5月6日に製造されたことが分かります。
この下のS1CA以下は車についてる仕様のことです。またこれが大事なんだわ!
中古車(認定中古車)を買う場合はパッケージに注意!!!
BMWにはどのモデルにもオプション装備をお得に購入できるパッケージというものがあります。
1シリーズで人気なのはコンフォート・パッケージです。
- サーボトロニック:車速感応式パワーステアリング
- コンフォート・アクセス:スマートキー(キーに触れないでドアの施錠・開錠、エンジン始動)
- ライト・パッケージ:ドア・ハンドル照明、リーディングライト・アンビ二エントライトなど
- 2ゾーンエアコン:左右独立温度調整、後席エア・アウトレットなど
- ストレージ・パッケージ:12V電源ソケット、ドアポケット、シートバックネット、収納ネットなど
この5つのパッケージからなるセットのことです。
キーレスエントリーはとても便利ですし、日本車では当然あるだろうと思われるライト関係やドアポケット、電源ソケットなどこれらが付いていないという事があとでわかるとなんだかとてもがっかりします。
それからなぜか?ついているのに説明がなかったりするパッケージがこちら。
パーキング・サポート・パッケージです。
- リヤ・ビュー・カメラ(予想進路表示機能付):駐車時などの後退時のサポート
- パーク・ディスタンス・コントロール(PDC):パーキング時のボディ損傷を避けるために信号音で知らせる
とくにコンフォート・パッケージは購入値段に関係なくついていない車もあります。
新車で買うと追加料金がコンフォート・パッケージは¥160000円、パーキング・サポート・パッケージは¥103000なので¥4043000になります。
これが初めから認定中古車についているのといないのではエライ違いだと思いますよ。
パッケージ込みの値段でプレミアムセレクションは元々100万円以上安いのだから、パッケージを付けた新車と比べるととんでもなく安くなりませんか!?
せっかくのBMライフを楽しむためにもここはしっかり確認するのがいいと思います。特にコンフォート・パッケージはいると思いますよ。
あと、車両価格とは関係なく、2年延長保証だとかコーティング、断熱フィルムなどとかかってきますからね。
まとめ
- BMWプレミアムセレクション・認定中古車の購入にあたって注意するところ(1シリーズの場合)
- いつ製造されたものなのか、登録はいつか
- パッケージはどれがついているのか
- 営業マンに聞いたり、車体番号からパソコンで調べることが出来る。
- 認定中古車が安い理由はメーカーからの報償金を得るためにディーラーが買い取ってから市場に出すためだったり、出荷後の客のキャンセルのため
パッケージをいくつもつけると新車価格では軽く400万をこえてきますし、からーもホワイト以外だと9万かかってきます。諸費用なども含めるとあっという間に100万超えです。
今回プレミアムセレクションということでまずコンフォート・パッケージのついたものを選びました。パーキング・サポート・パッケージもついていてラッキーでした。走行距離は10kmです。
118d Styleの「d」はディーゼルエンジンのことです。実際に乗ってみてのレポはまた後日書きたいと思います。
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