テニスの肘を伸ばすフォームで劇的上達?フォアハンドを上手になりたいあなたへ!

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テニスをやっていてどうすれば上達するのか悩んでいる人もいると思います。

どうすれば大坂なおみ選手や錦織圭選手のようなプレーができるのか…。

もちろん一流のプロと同様には行きませんが、ちょっとしたフォームの改善でフォアハンドが上達するかも知れません。

肘を伸ばすフォームで上達できるのか?

今回はフォアハンドの上達のコツについて見ていきたいと思います。

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フォアハンドの時、肘を伸ばすと劇的に上達する理由

フォアハンドでストロークする時、肘を伸ばすと上達すると言われています。これにはちゃんとした理由があるんです。

①パワーが出る

パワーを出すためにはラケットを物理的に重くするか、ラケットのスウィングスピードを上げるかのどちらかしかありません。

ラケットを重くするのには限界がありますから、ラケットのスウィングスピードを上げるしか無いわけです。

ラケットが体から離れればそれだけスピードが増すことになります。

これは野球でホームランを狙うバッターがバットを長めに持つのといっしょです。

 

②コントロールが良くなる

肘を伸ばすことによって肘の関節が固定されます。そうすることによってコントロールが良くなるんです。

ではなぜ良くなるんでしょう。

人間の体にはいくつもの関節があります。腕だけを見ても指の関節や手首の関節、そして肘の関節と肩の関節があります。

これらが機能しないと日常生活に支障が生じますが、テニスの場合は固定されていた方が有利に働くんです。

肩、肘、手首の動きがちぐはぐでは、打ち返したボールがとこへ飛んでいくのかわかりません。

肘を伸ばせば関節を一つ無くすことになりますから、結果としてコントロールが良くなるわけです。

 

③安定する

肘を伸ばして打つことによってフォームが安定します。

結果、ユニットターンと呼ばれるテイクバックになるので、体のバランスを崩すことがなくなります。

また、肩が支点となりますから手打ちにならないこともメリットです。

 

肘を伸ばした時のメリット・デメリット

メリットについては上に書いた通りで、パワーが出てコントロールが良くなり姿勢が安定します。

デメリットについて言えば、伸ばし気味のスイングだと強く打てる打点が限られてしまうので、食い込まれたり、振り遅れたときにまともなショットが打てないことでしょう。

逆に肘を曲げたスイングでは、どうしても打てるショットがスピン系のショットになってしまうので、スライス、ドロップなどのやわらかいショットが打てないことです。

その結果、打つ前にある程度相手に球種がわかってしまい、ショットバリエーションが少なくなってしまいます。

 

肘を曲げて打つプロプレーヤーもいる。

プロテニスプレイヤーの中には、肘を伸ばすタイプと肘を曲げるタイプの人がいます。

肘を伸ばすタイプの代表と言えばフェデラー選手になるでしょう。

肘を曲げるタイプの代表は錦織圭選手です。

フェデラーのフォアハンド、スローモーション動画です。真っすぐ伸びてますね。

 

次が錦織圭のスローモーション動画です。少し肘が曲がっているのがわかると思います。

肘を伸ばすのか曲げるのかは、グリップの握りが厚いか薄いかで変わります。

薄いグリップでは後ろから押し出すスイングになるので肘を伸ばし気味のグリップになります。

厚いグリップでは腕を体の前でまわすワイパースイングになるので、肘を曲げたスイングになります。

あるいは求めているスピン量の差や、幼少時代の教わり方で変わるなど理由は様々あるようです。

 

大坂なおみはどっち?

大坂なおみ選手の試合中の動画や画像を見ると、肘を曲げてプレーをしていることがわかります。

身長180センチ、体重69キロと恵まれた体格をしているので、肘を伸ばす必要がないのかも知れませんね。

でも、もし肘を伸ばしてプレーをしたら…。なんだか恐ろしいことになるかも知れません。

全米オープン優勝大坂なおみのすごいところ

大坂なおみ選手は若干20歳の若さで全米オープンを制しました。

身体能力の高さはもちろん凄いんですが、これまで課題だった精神面の弱さを克服したことの方が凄いと思います。

対戦相手のセリーナ・ウィリアムズ選手は感情を爆発させ、審判に猛抗議をしたりラケットを叩き壊したりしていました。

これまでの大坂なおみ選手なら萎縮してしまい試合を落としていたでしょう。

ところが全米オープンでの彼女は違いました。じつに冷静に自分のテニスを続けたんです。

そして結果は優勝です。

メンタルが課題と言われてきましたが、みごと乗り越えたんですね。本当に凄いと思います。

 

肘を真っすぐに打つフォームに変えるのは難しいのか。

テニスコートは広いんです。

肘を曲げて打つ人は伸ばして打つ人よりも余計に走ることになります。

それなら足腰を鍛えて早く走れるようになればいいのでは?と思うかも知れません。

ですがそれには限界があります。

キレのあるサービスリターンでは追いつけません。

それよりも肘を伸ばして打つフォームに変えた方が早道なんです。

フォームを変えるのは大変かも知れません。ですから練習を重ねて身につけるようにしましょう。

肘を伸ばすフォームを覚えれば、これまでの肘を曲げて打つフォームも生きることになるんです。

体の近くのボールは肘を曲げて打たなければなりませんから。

 

終わりに

いかがでしょうか。

じつはプロの中でも肘を伸ばす人と曲げる人がいるんですね。

でももし今まで肘を曲げてプレーしていたのなら、伸ばしてプレーをしてみるのもいいと思います。

伸ばした方がメリットが多いわけですから。

フォームの変更はなかなか難しいかも知れませんが、是非トライしてみて下さい。

上達したら今度は大坂なおみ選手のようにメンタルの強化が課題になるかも知れませんよ。

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