立春大吉のはがきってどういう意味?お札を作ったり、貼り方の注意点はこれです!

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2月に入るとすぐに立春です。「鬼は外、福は内」の豆まきの次の日が立春です。

2024年は2月4日が立春です。立春というのは2月4日に決まっているのではなく年によっては2月5日のこともあります。

ところで、立春になると「立春大吉」という言葉を聞くことはありませんか?

立春大吉とは厄除けのお札に書かれている文字のことで、立春にこのお札を貼るのは禅宗のお寺の習慣です。

そして立春大吉のはがきとは何なのでしょうか。

今回は立春大吉にまつわる話とはがきの意味や書き方、お札の貼り方や注意する点について書いてみたいと思います。

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立春大吉とは

立春とは?

立春とはなんでしょうか。立春とは昔の暦(こよみ)でいう春の始まりのことです。さらにいうと1年は春夏秋冬の四季がありますがさらに細かく分けた二十四節季があります。

暦の上では立春から立夏までが「春」です。1年は立春から始まり、

立春(りっしゅん 2/4頃)

雨水(うすい 2/19頃)

啓蟄(けいちつ 3/6頃)

春分(しゅんぶん 3/21頃)

清明(せいめい 4/5頃)

穀雨(こくう 4/20頃)

ここまでが春です。なんだかまだまだ寒いですよねえ。5/6頃の立夏(りっか)からが夏になります。

むかしは季節の移り変わりを鮮明に捉えてその折々に行事を行ったのです。

そしてそのオープニングである立春に厄払いの意味を込めて「立春大吉」のお札を貼るようになりました。

立春大吉のあれこれ

立春大吉とは禅寺の門前に張り出され文字またはそのお札の事で、「厄除け」の意味があります。

出ました!厄除け!

日本の昔からの風習はほぼ厄除けとつながっていますね。

医学も科学も発達していなかった昔、やはり人間の願いは健康で健やかに暮らすことでいろんな病気、災害(厄)から守られるというのが何よりの願いだったのでしょう。

立春に行われる豆まきも厄除けですからね。こちらもどうぞ↓

立春大吉てよく見ると左右対称なのがおわかりでしょうか?

 

ということは表から見ても裏から見ても同じ、どちらからでも読めるという事です。

なぜそれがいいのでしょうか。

それは、このお札が玄関などに貼ってあると、 鬼が家に入ってから振り返っても 同じように「立春大吉」と書かれた お札が見えるため、 鬼はこの家にはまだ入っていない! と勘違いをして逆戻りしてしまう。

ということなのです。なんだか可愛らしいですね。

禅宗のお寺の慣習であった立春大吉ですが、厄除けのためにそれぞれの家でも貼られています。

このお札は神社でもらってもいいし、自分でつくってもいいのですよ。

では自分で作る場合の作り方、貼る時の注意点を見ていきましょう。

 

お札を作る時、貼る時はここに注意!

まず半紙や和紙を用意し筆で立春大吉と書きます。 縦書きですよ。横書きはいけませんよ。

次に立春大吉のお札を貼る場所は門や玄関が一般的です。

鬼や災いが入ってくるのを防ぐためですから玄関が最良でしょう。また、神棚もいいようです。

お札の貼り方は門や玄関であれば外から見て右側に貼ります。

そして目よりも高い位置に立春大吉のお札を貼ります。

やはり厄払いのお札なので敬意を払い、見上げる位置ということです。

お札の貼り方なのですが、画びょうやテープなどで直接貼るのはあまりよくありません。

お守りをテープで止めたり、画鋲で止めたりしないのと同じようなイメージでしょうか。

ではどうすればいいかというと、神社などでは直に糊付けしているようです。

神社などでもらうお札はシール付けができるようになているのもあるようです。

いつ貼るのかというと立春の日からということになります。

立春から2月19日ころの雨水までの約2週間です。

1年中貼ったままにしておいても大丈夫のようです。

そして次の年のどんど焼きで処分するというものです。

立春大吉のはがき


こちらのはがきは2月4日の立春に届くように出します。

正月の年賀状と同じ感覚で、「立春大吉」と書くのも「謹賀新年」と書くのと同じ感覚で書きます。

新年のご挨拶の年賀状と同じように立春のご挨拶という気持ちで書きます。

余白のところに近況などをいれればいいですね。

まとめ

  • 立春大吉とは立春(2月4日ころ)に貼るお札のこと
  • 立春から始まる1年を無事に過ごせるようにお札を貼って厄払いをする。
  • お札を作る場合は筆ペンや筆で縦が気にすること・玄関に貼ったり神棚に供えたりする。
  • 玄関では向かって右に貼り、目線より高いところに貼る。
  • 画鋲やテープでは止めないこと。
  • 貼る期間は立春から雨水まで(2月4日から2月19日あたり)。1年中貼る人もいる。
  • 立春大吉のはがきは立春に届くようにする。
  • 立春のご挨拶という感じでよい。

立春とは名ばかりでまだまだ寒さの真っただ中です。

でもそんな寒さの中にも光がすこしずつ強くなってきているのを感じます。

昔の人の感覚は素晴らしいですね。

もうすぐやってくる春に期待しながら皆さんどうぞご自愛ください。

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