2019年3月3日に終了した某TV局の人気番組「パリコレ学」。
番組が好評だったのでしょう。現在、第2弾が放映されていますね。
アンミカ先生の厳しい指導が見どころですね。パリコレモデルはモデルの最高峰と言われているので、生半可では通用しないのでしょう。
でも日本人モデルでもパリコレで活躍している方もいますよね。
さて、どうしたらパリコレに出れるのでしょう。
そこで今回はパリコレモデルになれる様々な条件や、方法についてお伝えしたいと思います。
パリコレに出場したことのある日本人モデルも紹介するので、どうぞ最後までお読み下さい。
パリコレに出るモデルの条件は?
それでは早速、パリコレに出られる日本人モデルの条件を見ていきましょう。実はいろいろ厳しいんです。
・身長
日本人女性のモデルの場合、身長は178~180センチが最も多く、この3センチの中に集中しています。
160センチ台のモデルがパリコレに出たこともありますが、それはレアケースだと思って下さい。
つまりかなりの高身長でないとパリコレモデルは難しいということです。
・体重
パリコレモデルはスレンダーな体型を求められます。
自ずと体重は軽いことになりますが、近年ではモデルの痩せすぎが問題視されており、あまり体重が軽いとパリコレモデルにはなれません。
既にフランスでは2017年5月に、極端に痩せ過ぎたモデルの活動を禁止する法律が制定されています。
この法律によりモデルはBMIが低すぎず、健康体であることを証明する医師の診断書の提出が義務付けられました。
(参考:BMI)BMIはBody Mass Index(ボディ・マス・インデックス)の略称
計算式は次のとおりで、身長はcmではなくmで計算します。[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
・顔
顔立ちは万人が「美人」や「可愛い」と感じる顔立ちよりも、個性的であることが求められます。
それ故、パリコレモデルの中にはきつい顔立ちの人が目立つわけです。
・ウォーキング
ウォーキングは高いレベルが求められます。
これは商品である服をより美しく見せるためなので、妥協は許されないんです。
誰とは言いませんが最近パリコレに出た日本人の某モデルは、ウォーキングのレベルが信じられないほど低いものでした。
彼女はブランドと契約していたので出ることが出来ましたが、本来であれば無理だったのでは無いでしょうか。
・センス
ヘアスタイルやメイクのセンスも高い技術が求められます。
特にヘアスタイルは個性的でかつ、似合っていなければなりません。
・会話能力
英会話をマスターしてから渡欧して成功した方や、英語やフランス語が出来ないまま渡欧して成功した方もいるので、一概には言えません。
ですが語学力が高ければ高いほど有利になるのは確かです。
最低でも英語で意思の疎通が出来なければダメでしょう。
パリコレに出るための方法
パリコレモデルになるための条件はわかりましたが、実際にパリコレに出るにはどんな方法があるんでしょうか。
それは大きく分けると2つの方法があるんです。
1つはオーディションに応募して勝ち抜くという方法です。
そして2つ目はブランドから声をかけられた場合です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
・オーディション
オーディションに応募するためには、まずはプロダクションに所属しなくてはいけません。
そして「キャスティングシート」という、どこでどんなオーディションが行われるのか記してある書類を手に入れなければなりません。
後はこの「キャスティングシート」を持ってオーディションを回ります。
オーディションでは「コンポジットカード」と呼ばれるモデルの写真やプロフィールが書かれた書類を提出します。
そのうえでウォーキングに臨むことになります。
そして気に入られれば、実際にショーで使われる衣装を着る「フィッティング」に進むことが出来ます。
「フィッティング」がOKとなれば、そこでようやく契約することが出来ます。
まとめると、以下のようです。
1、プロダクションに所属
2、「キャスティングシート」を手に入れる
3、オーディションに行く
4、「コンポジットカード」提出
5、ウォーキング
6、フィッティング
7、契約
・ブランドから声をかけられる
ブランドから声をかけられてパリコレに出る方法もあります。
普通はそのブランドが日本でファッションショーを開催した際、出演したモデルの中から声をかけられるものですが、稀に全くの素人が声をかけられることがあります。
こちらがその実例です。
パリコレのバレンシアガのショーにプラズマ降臨 pic.twitter.com/lp9IoaDJXO
— g.a.g (@gag_japan) September 30, 2018
2番目にウォーキングしている男性は、素人だと思います。
まさに、シンデレラボーイとはこの方のための言葉でしょうか。
パリコレとは?
ここでパリコレについておさらいしておきましょう。
■パリ・コレクション
パリ・コレクションは年2回、フランスのパリで開かれるファッションブランドの新作発表会(ファッション・ウィーク)です。
「パリ・プレタポルテ・コレクション」は3月に秋冬コレクションを、10月に春夏コレクションが2週間前後の日程で開催発表されます。
また「パリ・オートクチュール・コレクション」は1月に春夏コレクションを、7月に秋冬コレクションが開かれます。
メンズコレクションも同様に2月と7月に開催されます。
そしてこれらを総称して「パリコレ」と呼んでいます。
パリコレに出場した日本人
日本人モデルがパリコレに登場したのは1959年です。
松田和子さんが東洋人初のパリコレモデルとしてデビューしました。
以降、男女合わせて数十人の日本人モデルがパリコレに出場しています。
有名なのは山口小夜子さんや冨永愛さんでしょう。特に冨永愛さんは2000年代のに世界屈指のスーパーモデルとして活躍しました。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
まとめ
- パリコレに出場するモデルには様々な条件がある。
- パリコレに出場するためにはオーディションを突破するか、ブランドから声をかけられなければならない。
- 過去、パリコレに出場した日本人モデルは、男女合わせて数十人、存在する。
パリコレに出るための条件とその方法について見てきました。
稀には全くの素人でもブランドから声をかけられることがあるんですね。驚きました。
オーディションを突破するのは中々大変そうです。
特に東洋人は1つのファッションショーで、1人か2人しか採用されません。狭き門なんですね。
コメント