先日、ナンバープレートに、アルファベットが入っている車を見たんです。
何だかカッコよく見えたんですが、このナンバーは誰でも取得できるものなんでしょうか。
導入の方法や費用について、あるいはどうしてアルファベットが導入されるようになったのか。
また、どんな車種につけれるのか?
そこで今回はアルファベット・ナンバーについて調査してみたいと思います。
どうぞ最後までお付き合いください。
アルファベット・ナンバーの導入方法は?
2018年1月から、ナンバープレートの上段「分類番号」に、アルファベットが導入され始めました。
車ナンバープレートにアルファベット。名古屋にもお目見えです(A)英字ナンバー「名古屋」第1号交付:日本経済新聞 https://t.co/uQnFJjHQTK
— 日本経済新聞 名古屋編集部 (@nikkeinagoya) January 19, 2018
アルファベットが付け加えられたナンバーになるのは、すでに分類番号が使い切られているくらい、人気のある数字の組み合わせの場合なのです。
そのために、まず現在のナンバーが人気のある数字かどうかを確認する必要があります。
人気の番号でない場合は、新しく希望ナンバーを取得することになります。
アルファベット・ナンバーを取得するためには希望ナンバーに申し込まなくてはなりません。
例えば、現在のナンバーが自分の誕生日の数字からとった「10-21」(誕生日10月21日)だとします。
しかし、これではアルファベット・ナンバーになる確率は低いでしょう。
なぜならば、「10-21」はその人にとっては特別な数字なのですが、多くの人にとっては人気のある数字ではないからです。
人気のある数字の組み合わせで、すでに分類番号では使い切ってしまった場合に、アルファベットが付加されたナンバーになるからです。
なので、アルファベット・ナンバーを取得するために、わざわざ人気のある番号を希望ナンバーとして選ばなくてはならないのです。
ただし特に人気の高い数字の組み合わせは抽選になるので注意してください。
対象となるナンバーは次の通りです。
抽選になる人気ナンバー
「1」「7」「8」「88」
「333」「555」「777」
「888」「1111」
「2019」「2020」
「3333」「5555」
「7777」「8888」
地域によって差もあり、例えば札幌では上記の15通りに加えて「3」「11」「1122」が、抽選対象となっています。
地域による制限とかあるの?
地域による制限はありませんが、まだ交付が始まっていない地域はあります。
現在、ツイッター上に寄せられている情報によると、以下の地域では交付が始まっているようです。
交付が始まった地域
札幌 練馬 足立 品川 横浜 名古屋 岐阜 滋賀 三重 大阪 和泉 神戸 岡山 福岡
※2019年3月現在
東北地方、四国地方、九州地方はまだ交付していないようですね。
*これから交付が始まる地域は増えていく可能性がありますので、分かり次第更新しますね。
アルファベットは好きなのを選べるのか?
好きなアルファベットを選ぶことは出来るのでしょうか?
残念ながら選ぶことは出来ません。
使えるアルファベットは決まっていて、
A、C、F、H、K、L、M、P、X、Y
この10種類です。
これを陸運支局が分類番号にAから順番に付けていきます。そしてその数字もいっぱいになったら次は分類番号にというふうに付けていくのです。
なので、残念ながら希望するアルファベットをつけることはできません。
詳しくはこちらをご覧ください。
アルファベット・ナンバーを導入するための費用は?
アルファベット・ナンバーを導入するためには、希望ナンバー制度を利用する必要があります。
その希望ナンバー制度の料金は以下の通りとなっています。
■軽自動車
ペイント方式:4,000円~4,500円
字光式:6,500円~7,000円
■普通自動車
ペイント方式:4,000円~4,500円
字光式:5,000円~6,000円
■大型自動車
ペイント方式:4,800円~5,100円
字光式:6,200円~6,500円
希望ナンバーにした場合、通常のナンバー取得料金よりも、2,000~3,000円余計にかかります。
ところで、字光式は一般的なペイント式のように 外部から照らすのではなくて、ナンバーの緑色文字数字部分が光るプレートのことです。
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詳細な料金は地方によって異なるので、地元の陸運局に確認するようにしてください。
代書屋を利用する場合は上記の料金に加え、別途料金がかかることになります。
それから自動車保険に加入している場合は、保険会社に変更したナンバーを伝える必要があります。
伝え忘れるといざ保険を利用しようとしても、混乱して揉めることにもなりかねません。ご注意ください
どんな車種でもアルファベットをつけれるの?
アルファベット・ナンバーは希望ナンバーが取得できる自動車に限られることになります。
具体的には「普通」「小型」「大型特殊」自動車の自家用・事業用、および軽自動車の自家用が対象になります。
軽自動車の事業用車と2輪車は対象外となっています。
レンタカーでよく見られる「わ」ナンバーの車両も対象外となっています。
では実際にアルファベットが入っているナンバープレートを見てみましょう
アルファベットが入っているナンバープレート
はじめてのアルファベットナンバー。
しかし、インプレッサのリア、カッコイイ。
めちゃイケ。 pic.twitter.com/BZj0ltv5Qg— とん (`・ω・´) (@civicfun_blog) January 28, 2019
大阪の和泉ナンバーですね。
今日のコーティングはアルファード。
ナンバーがアルファベットなんか、Fは変な感じ(笑) pic.twitter.com/Nae2HV5OBR
— ほっしぃ部長 (@hossy331) November 12, 2018
こちらは北海道の札幌ナンバーです。
初めてアルファベット入りのナンバープレートを見たわ。 pic.twitter.com/FdHgySgyhn
— けんじ (@ken09291105) October 27, 2018
神戸ナンバーも目撃されています。
アルファベット入ったナンバープレートかっこいいな!(o^^o) pic.twitter.com/MjJAAyetew
— ゆうき@300ZX-GT (@Z32twinturbo300) October 6, 2018
岡山ナンバーも存在します。
こちらの記事もどうぞ
ナンバープレートを陸運局で素人がする場合の外し方!どういうときに自分でするの?
まとめ
- アルファベット・ナンバーを取得するには希望ナンバーを取得しなければならない。
- アルファベット・ナンバーが導入されたのは、希望ナンバーで人気のあるナンバーが枯渇したため。
- 今のナンバーからアルファベット・ナンバーに変更することは可能。
- アルファベット・ナンバーが確認されている地域は限られる。現在、14の都道府県で確認されている。
以上、アルファベット・ナンバーについて色々見てきました。
途中からでも変更できるんですね。知りませんでした。
ただ希望ナンバーを取得しさえすれば、必ずアルファベット入りになるというわけではないようです。
レアナンバーなんですね。
街中で見かけたらラッキーなのかも知れません。
さて、今回はここまで。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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